発達障害未診断の人向けの匿名性の高いサービスの必要性

どうも、わきたです。

発達障害が世に認識されて約15年くらいになりますが、
十分な支援なり、福祉サービスがあるのか?
というと全く足りていない、と私は思っています。

そう思っているからこそ自分がやらなきゃと思って
安定の公務員を辞めてまで起業して
自分でも色々とやってきたわけなんですが、
じゃあ何が足りないの?
っていうのを世に発信していくことで、
自分がやらなくても、誰かがやってくれるかもしれない

ということで今回は思っていることをお伝えしていきたいなと思います。

福祉系のサービスは全部戸籍を明らかにしてないと受けられない

障害へのサービスといえばまず『障害福祉』のサービスが思いつくかと思います。

福祉のサービスは国や地方公共団体が運営しているので、

当然、本名で申請やら何やらしていかないといけません。

全部自分の情報をさらけ出した上で、受けるサービスなわけです。

受給者証とかを発行しなければならないので、当然っちゃ当然ですけど。

医師の診断書

とかも要りますし、福祉課とかの窓口に自分から出向いていかなければいけません

市役所とかだと、ばったり知り合いとかにも会うかもしれません。

市役所で顔を隠す人

こういったことを色々調べていくうちに、

「福祉のお世話になるほどの、障害なんて本当に自分にあるのかな?」

とか思ったりして、何やかんやしてるうちに忘れ去ってしまう
みたいなこともあるかもしれません。

人生相談とか生きづらさを人に言うのはそもそも恥ずかしい

サービスを受けるには、当たり前ですけど、
自分は生きづらいっていうことをアピールしないといけません

しんどさをアピールする、

って割と嫌じゃないですか??

『そんなんできてる時点で、コミュ力高くね?』

って思ってしまうというか。

しかも、自分の悩んでることって、やっぱ容易く人に言えないというか
相当心許してる相手にしか打ち明けられませんよね。

それをなんか、福祉課とかのいかにも事務処理してんな〜みたいな
人にいきなり打ち明けろって言われても無理って話です。

(公務員だったからわかるんですけど、
大量に相談を受けてるとどうしても「捌いていく」感じになってしまうんで
福祉課の人も熱い想いは持ってることが多いんですけど
そう(機械的な処理っぽく)なってしまわざるを得ない理由があるんだ、
っていうことは伝えておかざるを得ません。)

親身に寄り添ってくれるだけの占いとかに行く

占い師の顔が見えないから話しやすい

で、そうなった時に、どこ行きますか?

っていうと、

街の占いの館とかあるじゃないですか。
こういうところは、こっちの顔ってあんま見えなかったりするとこもあったりします。

戸籍情報を書かされたりすることも、電話番号も聞かれたりしないですよね。
辻占いって感じのやつは。

それでいて、悩みに寄り添ってくれるわけです。

悩みを打ち明けた後は、まぁなんかそれっぽいことを言われます。

解決策としては、祖先の墓参りにいけ、とかこういう色の物を身につけろ、とか
そういう感じなんですけど。

私は、こういう解決策は後付けでも何でもいいというか、
話を聞いてくれる場所として占いとかそういうものは使えるな、
っていうのはドライなんですけど、思っています。

だから占い自体を批判したいとかそういう意図は今回全くないので、
誤解のないようにお願いいたします。

匿名で相談できて寄り添ってくれてさらに解決策も提示してくれる場所

プライバシーが保護されたメタバース

でも、発達障害の特性由来で悩んでいるグレーゾーンとか未診断とか、
受け身型アスペルガーの人たちには

明確に解決策があるはずです。

話聞いてもらうのもめっちゃ大事なんですけど、

話聞いてもらった上で、発達障害の特性を乗り越えるための
アドバイスももらえたら一番いい
じゃないですか。

匿名で似たような人たちが集まって情報交換できる場所も欲しい

さらに、マンツーマンで話を聞いてくれたり
解決策をくれたりするサービスに加えて、

顔出しとか名前とか伏せたまま
自分と似たような人たちに会えて、情報交換したり
お互いに役に立てる実感を得られる場所

みたいなものがあれば、めちゃくちゃ良いと思いませんか?

めちゃくちゃ良いと思うんですけど。

そこで自信がついてきたら、別に個人情報を出していっても良いと思いますし。

仮面舞踏会

みたいなんあるじゃないですか。

変な蝶みたいなマスクしてパーティーする、みたいな。

仮面舞踏会は怪しいっちゃ怪しいですけど、
そういう秘密をお互いに漏らさない約束がある場所で
集まって楽しめたら、障害由来の悩みとかいつの間にか消えてるんじゃないか?
とすら思うんですよね。

さらに…プライバシーが保護された経済圏ができつつある話

前から言ってる経済圏の話もここで絡んでくるんですけど、
今暗号通貨っていうのがあって、
これは中央の銀行とか行政とかを介さずに、
個々人が即決でやり取りできる「スマートコントラクト」という機能を持っています。

DAOの特徴

※画像は Trade log 様より拝借

このスマートコントラクトがあれば
お互いの匿名性、プライバシーが保護された状態で
商品のやり取り(契約)ができて、中央管理が一切必要ないんですね。

こういう技術が進歩していけば
匿名性を保ちつつ、個人の証明もできるようになり
福祉サービスなんかも仮面を被ったまま受給できるように
なってきたりするんじゃないかな〜、と妄想しています。

まだ先の話かもしれませんが、
最近の情報技術の革新スピードは何倍にもなっているので
ゆうてもあと5年〜10年とかのレベルで可能になるかもしれません。

まとめ

というわけで若干、夢の話っぽく最後はなりましたが

匿名性、プライバシー保護性の高い
相談支援サービス&交流サービス

が今の発達障害界には求められているのではないか?

というのが今回のまとめになります。

私も、福祉を一切使わずに当事者にサービス提供をしてきたのですが
そういうニーズをすごく感じていますので
今後はアバターとかニックネーム、アドレスだけで
参加できるメタバース的なものが作っていけたら
良いなぁと考えていたりします。

今募集している(2024/9/21に第一回開催)
発達障害に囚われないコミッティー

は、そういったものの種となる企画と位置付けていますので
もし興味があれば試しにご参加ください。

今回は以上です。
お読みいただきありがとうございました。