【特性解説】わかりやすい概念・ストーリーに影響を受けやすい特性

発達障害の人は
分かりやすい概念やストーリー
に囚われやすい特性

があります。

勝ち負けにこだわる点は、
多くの当事者を見てきた中で
確かなことだと思います。

以前の記事でも書きましたが、
アリとキリギリスのように、
分かりやすいストーリーが印象に残りやすく、
行動に影響を与え
ます。

これは根本的な特性とは別ですが、
そのような傾向が出やすいです。

分かりやすい概念やストーリー
の例を挙げましょう。

まず、
学歴社会です。
東大、Fランク大学など、
ランク付けされたものですね。
“偏差値75は賢く、50以下はダメ”
というように、分かりやすいです。
東大を目指す発達障害の人もいます。

年収も分かりやすいですね。
年収1000万、2000万など。

“300万しかない自分は負け組だorz”

などと考えやすいです。

最近でいえば、

  • SNSのフォロワー数
  • いいね数
  • チャンネル登録数

なども目で見てパッと凄さがわかります。

勝ち負けも分かりやすいです。
格闘ゲームやスポーツのように、
点数が入り、勝ち負けが明確
に分かります。

男尊女卑などもそうです。

男性は筋肉量が多く、体格もよく、
妊娠出産もないため、時間的な余裕があり、
クリエイティビティや競争で優位になりがち。

「男の方が偉い」という考え方も、
当事者は好きかもしれません。

金儲けは悪
という考え方も分かりやすいです。
悪代官が金を受け取って贅沢な暮らしをしている
といったストーリーは映画やアニメに多く見られます。

“越後屋お主も的なやつ…”

実際はお金持ちにも善悪がありますが、
分かりにくいので、
「金儲けしている奴はヤバイ」
と考える方が分かりやすいです。

スケープゴートも分かりやすいです。
例えば、日本が窮してるのは
外国人のせいだとか、
○○省のせいだとか、
特定の敵を設けることです。

環境問題もそうです。
“CO2のせいで地球温暖化している”
というように。

このように、発達障害の人は、
これらの分かりやすい概念
やストーリーを信じ、

自分の進むべき方向
を決めることが多いです。

負けてばかりいたら負け組、
勝ってきたから自分はすごい人間だ、
というように。

しかし、自分の存在自体が尊い
という自己肯定感は
分かりにくいものです。

年収があるから偉い、
男で筋肉が多いから偉い、
など、分かりやすい基準に頼りがちなのです。
勧善懲悪
といった分かりやすい善悪の対立も、
時代劇や戦隊(レンジャー)もの
などで見られます。

逆に分かりにくいのは、
「繋がりは大切」
といったふんわりしたものです。

人脈を構築して助けてもらう、
プレゼントをあげる
といった行為の価値が分かりにくいのです。

見返りを求めていると捉えられ、
いつ、どのように
返ってくるのかが不明確
だからです。

ギブの精神陰徳といった概念も苦手です。

いつ自分に利益が戻ってくるのか
分からないからです。

非ゼロサムゲームも分かりにくいです。

ゼロサムゲームはオセロのように、
相手が得点をすれば自分が失点するゲームを言います。

非ゼロサムゲームは株式投資のように、
誰かが参入してきて
株価が上がれば元から買っていた人も
後から来た人も、お互いに利益を得る
ようなゲームです。
ウィンウィンという概念も分かりにくいですね。

発達障害の人は想像力やイメージ力が弱く、
目に見えないものが分かりにくいのです。

分かりやすい概念やストーリーを好むのは、
発達障害の人だけではありませんが、
発達障害の人は特に
そうした概念やストーリー
に影響を受けやすいのです。

勝負や勝ち負けに自己意識が働き、
嫌がる人がいるのは
こういった理由からです。

今日は、分かりやすい概念やストーリーの例を挙げながら、
なぜそれらに影響を受けやすいのか
を説明しました。

以上です。