ディズ●ーランドと発達障害
いきなりですが、ディズ●ーランドって好きですか?
「夢の国」とは言いますが、実際には
3時間とかの長い時間列に並んで、
数分のアトラクションをやるだけの話ですよね・・・
っていうとすごい反感を買いそうですが(笑)
なんでそんなにみんなディズ●ー好きなん?
っていう話なんですよ。
「世界観」
現実世界っていうのは世界観が統一されてないんですよ。
パリの街並みとか、
モンサンミッシェルとか
中世ヨーロッパの街並みみたいなものは
「統一感」がありますよね?
統一感を極限にまで高めていくと、世界観になります。
世界観というのはとても落ち着くものです。
なんか心が安らぐんです。
心が安らぐのは世界の統一感によるものです。
街灯のカタチ、街を歩く人たちの服装、食べ物、建物
キャストの態度、さまざまなオブジェ・・・
こういったものたち全てに一つの世界観が反映されています。
その世界観の統一によって、
脳が楽をすることができます。
言い換えれば脳が安心できるんですね。
夢の国と現実では世界観の統一っぷりに差があるんです。
つまり、現実世界には人の手が入っていないので
世界観が統一されていないわけです。
世の中の流行っているものって、
そういう世界観を
持たせるのがすごくうまいんです。
なんかテレビでアニメやってて、
ジブリだったら、
「ああこれ絶対ジブリでしょ!?」
って思うじゃないですか。
これが世界観です。
「○○っぽさ」=世界観
ともいえます。
人間というのは、その世界観を定期的に補充したくなります。
なんでいきなりこんな話をしたのか?
というと、
発達障害の人たちには恒常的に
「世界観」が不足している
ということをお伝えしたかったからです。
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そう、発達障害の人たちには、
世界観が圧倒的に不足しているんです。
しかも、一般の健常の人たちよりも
さらに不足しやすいのです。
普通の人たち(健常者)は、
現実世界にもある程度の統一感を
見出すことができます。
「あれとあれは、同じだな」
みたいな感じで共通感を見出すことによって。
でも発達障害の人たちは、
あるモノとあるモノの間の
共通点を探すのが苦手です(一部のタイプを除きます)。
しかし、ディズ●ーランドみたいな
テーマパークに行くと、その共通点探しが
人工的に演出されているので
簡単にできちゃいます。
世界観を感じることができるんですね。
世界観を感じるというのは、
人間にとって必要不可欠な栄養素みたいなもので
定期的に補給すべきもののひとつです。
もちろん、最強なのは
現実世界に世界観を見出すことができることです。
そうすればいちいちテーマパークへ行ったり
ファンタジーアニメを見たりせずとも
現実世界から世界観を補充し続けることができますからね。
世界観が満たされることで、
人は行動したくなります(行動力がアップする)。
頭の中でそれぞれの事柄(事象)が
バラバラの状態だと、脳が力を発揮することができません。
なので、ミ○キーやドナ○ドと会って
シンデレラ城を散策して、
チュロスとかを食べながらキャストの振る舞いを
見ていくことによって
“げんきになる(=行動力が回復する)”
んですね。
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『ストーリー』
実は現実世界でも、この世界観を増していく方法が
あります。
それが、ストーリーを持たせるということです。
一つの建物を眺めるだけ、
よりも
その建物に関するストーリーを知ることで
なんかわからない親近感や感動が湧いてきます。
お城とかに立て札があって
そのお城の歴史とか、
城主のストーリーが添えてあったりしますよね?
これを知ることで、
なぜかパワーが湧いてくる(=行動力アップ)んです。
発達障害の人たちはここのイメージ力不足で、
行動力が下がってしまい、
アニメやテーマパークに頼ってしまうことがありますが、
そんなことをしなくとも
行動力を上げる方法があるということですね。
それがストーリーを知ること。
というわけです。
もちろん、作品を見るのもいいことですけどね。
今回は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。