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発達障害と目標設定:焦らないための「ご褒美付き小目標」戦略
脇田です
目標達成に向けて頑張っていますか?
計画を立てて、着実に実行していく…
それはとても素晴らしいこと。
でも、大きな目標を立てると、
どうしても焦ってしまったり、
途中で疲れてしまったりする
そんな経験はありませんか?
実は、大きな目標だけを追い求めるのではなく、
「小目標」と「ご褒美」を組み合わせる
ことで、よりスムーズに
目標に近づくことができるんです。
例えば、
来年4月に
東大合格
を目指す受験勉強
を考えてみましょう。

大きな目標
「東大合格」
だけだと、途方もなく長く、
気が遠くなってしまいますよね。
そこで、2ヶ月ごとの小目標を設定してみましょう。
- 8月:偏差値55
- 10月:偏差値60
- 12月:偏差値70
…といった具合に、
段階的に目標を設定することで、
全体像が見えやすくなり、
焦りを軽減できます。
でも、ここで重要なのが
「ご褒美」
です。

発達障害のある人は、
目標達成そのものよりも、
その過程の小さな喜び
を感じにくい場合があります。
偏差値が5上がっただけだと、
東大合格
という大きな目標に比べ、
喜びが薄く
感じてしまうかもしれません。
そこで、
それぞれの小目標達成ごとに、
自分へのご褒美
を用意してみましょう!

- 1週間ゆっくり休む
- 旅行に行く
- 映画を思う存分楽しむ
- 美味しいものを食べる
などなど。
自分が本当にリラックスできる、
心から嬉しいと思えるご褒美
を準備してみましょう。
このご褒美によって、
小目標に意味が生まれ、
達成へのモチベーションがアップします。
「頑張ったら、
このご褒美が待っている!」
と思えることで、
休憩も取りやすくなり、
燃え尽き症候群
を防ぐこともできるでしょう。
ただ、ご褒美による休憩の後、
再スタートが難しい
と感じる方もいるかもしれません。
まるでパソコンの再起動のように、
集中力を戻すのに時間がかかる…
そんな経験もあるのではないでしょうか。
この「再起動の難しさ」については、
また次回詳しくお話したいと思います。
今日は、発達障害の人にとって、
大きな目標と小さな目標、
そして
ご褒美を組み合わせる重要性
についてお話しました。
焦らず、一歩ずつ、
自分なりのペースで
目標に向かって進んでいきましょう。
応援しています!
以上です!