
断れない性格って辛いですよね。
なんか断れなくて、お願いを聞き入れているうちに
仕事が山ほど増えた・・・
気づいたらそんなことになっちゃってますよね?
ある時、一大決心をして
『よし!勇気を出して断ろう!』
と意気込んだとしても
うまく勇気が出せない・・・・
あなたもそんな経験があるんじゃないでしょうか?
断るのが下手という人は、
実は受け身型ASD(アスペルガー)の可能性があります。
この記事では、
・「勇気がないから断れない」という嘘
・なぜ断れないのか?
・受身型ASD(アスペルガー)って何?
・断りやすくするための対策
について紹介していきます。
「勇気がないから断れない」という嘘
断れないと誰かに相談すると
「勇気を出せ」
って言われることってないですか?
でもいくら心の準備をしても勇気が出なくて、
「自分ってなんて意気地がないんだ・・・」
と凹んでしまう。
でも動物には元来、”性格” というものがあります。
猫とか飼っているとわかると思うんですが
猫の性格ってそれぞれ違いますよね。
・イタズラ好き
・臆病
・チャレンジャー
・のんびり
・怠け者
・攻撃的
などなど。
勇気があるかないか、というのも
割と性格による部分です。

これは、猫じゃなくて人間であっても
同じことが言えます。
元々の性格が
「のんびり」「怠け者」「臆病」
な人よりは
「勇敢」「チャレンジャー」
タイプの人の方が勇気がありそうですよね?
勇気があまりない性格の人が、
勇気を出そうとするのは難しいわけです。
マイペースな人に
人を思いやりなさい
って言っても難しいし
怒りっぽい人に
慈悲の心を持ちなさい
と言っても難しいはずですよね?
なので、勇気が出ないからといって
自分を責める必要なんてないわけです。
なぜ断れないのか?
でも勇気があろうがなかろうが、断れないのは辛い。
勇気が関係ないんだったら
なぜ断れないんだろう?
と思いますよね。
それをここからはお伝えしていきたいと思います。
まず初めに、
断るという行為は、
コミュニケーションの一つです。
コミュニケーションにも色々ありますよね。
・お願いする
・雑談をする
・何か作業している人に話しかける
・挨拶する
・お礼を言う
・プレゼントを渡す
・相槌を打つ
・笑顔で受け答えをする
などなど。
「断る」もコミュニケーションの一つです。
もっと大きな枠でいうと、
コミュニケーションは社会性の一つです。

この社会性=コミュニケーションが苦手な障害があるんです。
それが発達障害です。
もうよく知られている障害名かとは
思いますのである程度はご存知かと思います。
受け身型ASD(アスペルガー)とは?
発達障害というと、
『いや私は空気も割と読む方だし、
一方的に距離感を縮めたりとか、
長文で喋り続けたりしないし・・・』
と思われるかもしれません。
しかし、ASD(自閉症スペクトラム性障害)には、
いわゆる “アスペ” っぽい人だけではなく
どちらかというと “繊細” (に見える)人たちが含まれているんです。
それが
受け身型(ASD)アスペルガー
です。
受け身型(ASD)アスペルガーはれっきとした障害です。
なので「勇気を出せばなんとかなる」ようなものではなく
しっかりと障害特性を理解して、
対策を考えないと絶対にうまくいきません。
繊細に見える人たちみんながみんな受け身型ASD(アスペルガー)か?
というと、必ずしもそうではないのですが、
私が見てきた中で言うと、ほとんどの人は当てはまっています。
数字にすると、8割くらいは発達障害の要素を持っていました。
断りやすくするための対策
では、実際に
『断れない』
という悩みをどう解決していけばいいのでしょうか?
受け身型ASD(アスペルガー)の人は基本的に
『即答しなければ迷惑ではないか?』
というように考えることが多いです。
これは「想像力の欠如」という障害特性のせいです。
相手の気持ちを推しはかることができないため、
相手が待ってくれていても早くしなきゃと焦ります。
時間を使って考えられないと、
つい「断れない」ということが増えます。
・自分がもうすでにたくさん他に仕事を抱えている
だとか
・今後いっぱい予定が詰まっている
だとか
・最近あまり体調が良くない
だとか。
そういうことは後になって思い出されることが多いんですね。
なぜなら
その場では、
すぐ返事しなきゃと焦っていたり
相手の言っていることを理解しようと必死だったりするから
自分の状態について思い巡らせる余裕がないのです
ではどうすれば良いのか?というと
相手に待ってもらって、回答までに時間をかける
と良いです。
待ってもらうことに慣れてくると
「ああ割と待ってもらっても大丈夫なんだな」
という風に考えられるようになってきます。
まとめ
今回は『断れない』という悩みについて、
・「断る」もコミュニケーションの1つ
・コミュニケーションが苦手なのが発達障害
・発達障害は空気が読めない人たちだけじゃない
・答える前に考える時間をもらおう
という内容でした。
少しずつ練習して無理なく『NO』を言えるようになっていきましょう!