知能検査って大人でも受けられる?

こんにちは。

今回は、知能検査を大人でも受けられるか?というテーマです。

  • 知能検査って大人でも受けられるの?
  • 知能検査を受けたら発達障害かどうかわかる?
  • 知能検査って受けた方がいいかな?
  • 費用の相場はどれくらい?
  • 保険は適用されるのかな?
  • WAIS-IVの結果はどう見たらいいの?
  • 知能検査ってどこで受けられるの?
  • 発達検査や心理検査との違いは?
  • 実際検査を受けてみた感想にはどんなのがあるかな?

などの疑問について解決していきたいと思います。

知能検査って大人でも受けられるの?

「全然受けたことないんだけど・・・
 知能検査って、大人でも受けられるの??
 なんか、子どもが受けてるっていうイメージは
 あるんだけど・・・」

大人でも、知能検査を受けることは可能です。

知能検査の受け方

知能検査をいざ受けよう!と思ったとしても、

「どこでどうやって、どれくらいの値段で受けれるんだろう??」

という疑問が湧いてきますよね・・

でもご安心ください!!
そんな不安に全部まとめてお答えしていきます!

どこで受けられるの??

お近くの病院(メンタルクリニック・心療内科)などで
受けることができます。

その病院で受けられるかどうかはホームページにも
記載されていることがほとんどですので、
チェックしてみてください。

価格の相場ってどれくらいなの?

気になるのがお値段ですよね・・・

知能検査は医師が治療等に必要とした場合には保険適用ができますが、
ぶっちゃけほとんどの場合は、保険適用ができません
(お子さんならできるケースも多いのですが)

自己負担となった場合の費用は

15000〜20000円

くらいが相場となっています。

知能検査にはどれくらいの時間がかかる?

検査にかかる時間は、

おおよそ 1時間半〜2時間

くらいが平均的です。

知能検査を受ければ発達障害かどうかわかるの?

ご自身が発達障害かどうかを判別したいという場合、

知能検査のみでは障害の有無は確定しません。

発達障害かどうかの診断を確定させるには、

医師の診断書を書いてもらう必要があるのですが

  • 問診
  • 生育歴の聞き取り
  • 生活上の困難
  • 就労の状況
  • 昔の通知簿
  • 両親の証言

などなど・・

の聞き取りを経た上で、
医師に診断してもらう必要があります。

発達検査や心理検査との違いは?

「知能検査って、発達検査や心理検査とはまた違うものなの??」

っていう疑問があるかもしれません。

簡単に言えば、

発達検査は、

発達年齢を算出するもので、
現在、精神的・身体的に何歳か?
ということを教えてくれる検査です。

どちらかというとお子さま向けに、どれくらいの年齢レベルだろうか?
を知るために使用するものです。

心理検査は、

心の中の感情や、ストレス、認知機能を知るための検査です。

知的検査がIQ(知能指数)を知るためのものなので、
脳というより心の状態を詳しく把握するために役立ちます。

WAIS-IVの結果はどう見たらいいの?

WAIS-IVの各項目について、何も知識がないと何のことやらサッパリです。

4項目ごとの概要と、
よりわかりやすいように得点が高い人が向いている職業例についてお伝えしていきます。

  1. ワーキングメモリー:
    • ワーキングメモリーは、短期記憶を使って情報を一時的に保持し、それを操作・処理する能力を測る指標です。例えば、指示を理解してそれに基づいて作業を行う能力が含まれます。
    • ワーキングメモリーが高い人は、複雑な指示を理解し、同時に複数の情報を処理する能力があります。そのため、プロジェクトマネージャー、エグゼクティブアシスタント、システムアナリストなどの職業に向いています。
  2. 知覚推理:
    • 知覚推理は、視覚的な情報を分析し、問題を解決する能力を測る指標です。図形の回転やパターンの同一性の判断などが含まれます。
    • 知覚推理が高い人は、視覚情報を効率的に処理し、論理的な問題解決能力があります。デザイナー、エンジニア、アーキテクト、研究者など、視覚情報を重要な要素とする職業に向いています。
  3. 処理速度:
    • 処理速度は、時間内にできる限り多くの情報を処理する能力を測る指標です。例えば、シンボルの比較や記号のシリーズを素早く処理する力が含まれます。
    • 処理速度が高い人は、プレッシャーのある中で効率的に作業を進めることができます。たとえば、事務員、データエントリー、プロジェクトアシスタントなどの職業で優れたパフォーマンスを発揮します。
  4. 言語理解:
    • 言語理解は、言語に関する知識と言語処理能力を測る指標です。語彙の理解や意味の抽出、論理的な文章の理解力が含まれます。
    • 言語理解が高い人は、コミュニケーション能力が高く、論理的な文章の解釈や表現が得意です。ライター、ジャーナリスト、教育者、弁護士など、言語を駆使して情報を伝える職業に向いています。

WAIS-IVの結果を見ることで
ご自身の得意・不得意についての理解が深まるかもしれませんね。

実際受けてみた人の感想

高評価のレビュー:

  1. “WAIS-IVの検査を受けて、自分の知能レベルや能力の傾向を客観的に理解できたことが良かったです。特に、自分の強みと課題がどこにあるのかが明確になり、今後の学習やキャリア選択に役立ちました。”
  2. “検査の結果から、自分の思っていた以上に特定の領域で高い能力を持っていることが分かり、自信を持つきっかけになりました。また、弱点も把握できたので、その部分を補うための計画を立てることができました。”
  3. “プロフィール分析を通じて、自分の認知能力の特性が具体的に示され、教育や仕事の方法を最適化するためのヒントを得ることができました。これにより、日常的な課題に対するアプローチが改善されました。”

低評価のレビュー:

  1. “検査中、プレッシャーを感じてしまい、本来の能力を発揮できなかったと感じました。結果が自分の実力を正確に反映していない可能性があるという不安があります。”
  2. “特定の領域でのスコアが低かったことにショックを受けました。自分の弱点がはっきりとしてしまったことが、自己評価に影響を与えています。”
  3. “検査の時間制限やスピードに追われる感覚がストレスとなり、結果に反映されたかどうか疑問に感じています。もっとリラックスした状態で受けたら違った結果になったのかもしれないと思います。”

検査そのものにプレッシャーを感じてしまう人もいるようですね・・・。

その日の調子による部分もあるのかもしれません。

自分を知ることで進むべき道を決める指標になる

というのが高評価では多いレビューでした。

まとめ

今回は

「知能検査を大人でも受けられるか?」

というテーマで、

検査の受け方(受けられる場所・費用など)や

発達検査・心理検査との違い、
また、実際に受けてみた人の感想などについてお伝えしました。

ご自身を知るために、一度受けてみても良いかもしれませんが、

発達障害の有無などを確定させることはできないので、

手帳や年金その他公的制度を使いたい、という場合には

まず医師や相談支援専門員に相談してみるのが良いかもしれません。

今回は以上です。
お読みいただきありがとうございました。